2019年12月のブログ記事

  • ヤマト王権の始まりの国 9-4

    ⑺ 第七代孝霊天皇  孝安天皇の第二子で、倭風諡はオホヤマトネコヒコフトニ(古事記では「大倭根子日子賦斗邇」、日本書紀では「大日本根子彦太瓊」)ノミコトという。  オホヤマトの意味やこの名が贈られた時期は第四代天皇と同じ推理になる。  根子は何か。美称だという説があるが根拠は不明である。根を張った... 続きをみる

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  • ヤマト王権の始まりの国 9-3

    ⑷ 第四代懿徳天皇  安寧天皇の第二子で、倭風諡はオホヤマトヒコスキトモ(古事記では「大倭日子鉏友」、日本書紀では「大日本彦耜友」)ノミコトである。橿原の軽に宮があったが、当時その一帯がオホヤマトと呼ばれていたわけではない。国号を倭から大倭、日本へと変えた後も国内的にはヤマトであり、オホヤマトは偉... 続きをみる

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  • ヤマト王権の始まりの国 9-2

    四 初代から第十代天皇までの諡 ⑴ 初代神武天皇     倭風諡はカムヤマトイハレヒコ(古事記では「神倭伊波禮毘古」、日本書紀では「神日本磐余彦」)ノミコトである。元々の諡は若御毛沼命で、初代天皇としたときに新たな諡を贈ったのではないかと思う。  神倭や神日本は美称でイハレは地名だという説がある。... 続きをみる

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